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債務者格付とは

3.債務者格付の手段

(1)財務分析
  1. 各種財務指標について統計的に裏付けられた配点を定め、その合計点で一次判定
  2. 資産の含み損のチェックにより一次判定結果を補正

(2)定性分析
  1. その会社の商品競争力、技術力、業界全体の状況、経営管理能力、経営状況の開示協力度・決算書の信憑性等決算書上に数字として現れなくとも潜在的にその会社に影響を及ぼすものをプラス評価又はマイナス評価して調整
  2. 評価する人間の主観によって左右されるため、財務分析結果(一次評価)でボーダーラインにある先を中心に調整的に行うケースが多いもよう
  3. また、評価にあたっても主観を極力排除するため、当該項目につき特に目立つものがなければ「普通」として中立評価とし、誰がみても明らかに特記すべきある場合のみ理由を付して「優れる」又は「問題あり」等でのプラス評価又はマイナス評価で財務分析結果を調整してランクアップ又はランクダウンさせる手法が一般的
  4. ボーダーラインにある企業にとっては最終的な決め手になることもありえる。
    ・特に業績低迷の理由が一時的要因なのか構造的要因なのかは格付上重要な意味があるので、その要因把握にこの定性評価が活用される
    ・経営状況の開示への協力度として決算業績ヒアリングに非協力的であれば開示できない何らかの理由、例えば不良資産や粉飾決算の疑いありとされ、格付けが下方修正されることもありえる
    ・決算書の信憑性が疑われると一番問題となる