4.財務分析に用いる重要指標
財務分析は、各行により使用する指標が異なるが、下記に挙げたものは上記1の金融検査マニュアルに沿った基本的考え方を勘案すれば重要指標として使用されているものと思われる。
(1)元利金返済能力
・返済能力からみて借入金等が過多ではないかを表す指標で、分母は2~3年の平均金額を使用するところが多い模様
・最近は、分子の有利子負債残高から必要運転資金として下記算式金額を控除したものを使用している
運転資金=売掛金残高+棚卸資産残高-買掛金残
支払うべき金融費用がその支払原資である営業利益をどの程度圧迫しているかの指標
(2)財務内容
返済の必要のない自己資本が全体資本調達に占める割合で、財務健全性の主力指標
自己資本を基準物差しにして、借入金等が過多ではないかを示す指標
c.経常収支比率又は営業キャッシュフロー
営業活動におけるキャッシュの動きであり、会計上の損益とキャッシュとの差異を比較するのにも使用
(3)業況程度
会社の収益力がどの程度健全かを表す指標
(1)元利金返済能力
| a.債務償還年数 = | 有利子負債残高 当期利益+減価償却費-配当等社外流出額 |
・最近は、分子の有利子負債残高から必要運転資金として下記算式金額を控除したものを使用している
運転資金=売掛金残高+棚卸資産残高-買掛金残
| b.利払い能力(インタレストカバレッジレシオ) = | (営業利益+受取利息) 支払利息 |
(2)財務内容
| a.自己資本比率 = | 自己資本 総資産 |
| b.有利子負債自己資本比率 = | 有利子負債残高 自己資本 |
c.経常収支比率又は営業キャッシュフロー
| 経常収支比率= | 経常収入(≒キャッシュフロー計算書における営業収入) 経常支出(≒キャッシュフロー計算書における営業支出) |
(3)業況程度
| a.総資本営業利益率 = | 営業利益 総資産 |
| b.売上高営業利益率 = | 営業利益 売上高 |
